砂のお城

生きるか死ぬかみたいな毎日

 

 

練習が終わって、

シューズを履き替えている時にふと思った。

 

あぁ、わたし

競技から離れたら、

わたしを苦しめている過去の栄光なんて

きっと思い出すことないんだろうなって。

たとえ、思い出したりしたとしても

今 感じるような、強い嫉妬や後悔とかそういう感情を抱くことなく、きっと全部綺麗ないい思い出としか残らないのだろうなと思った。

 

シーツと掛け布団カバーを洗った。

いい匂いがする。