砂のお城

生きるか死ぬかみたいな毎日

思い出した、この感じ。わたしが就活をしている時もそうだった。もうすぐ内定が貰えそうな会社の話をしたとき、会社のパンフレットを隅々まで見ながら、社会の愚痴をつらつらと母は話し始めて、その時食べていたパスタが一瞬で不味くなったこと。今回もそんな感じ。わたしが家探しの話をすると、全て否定から入る。?ばっかりのラインを立て続けに送ってきて、答えるのがイヤになる。答えたら答えたで、気に入らないと今までしつこく話してきたことをパッと切り離す。はいはい、私の言うことが聞けないなら勝手にすればみたいな感じ。

私が話す将来のことは全部否定される。だから話したくなかった、嫌だった。

 母がわたしを心配する気持ちをわかっている気ではいる。現にわたしはまだ、大人の手を借りなければ家を探すことも、借りることも、困難に近い。きっとわたしは世の中のことを何も知らないただのガキだ。

 でも、それでもわたしは出来るだけ自立したいと強く思っている。これからは全部自分で決めて、自分の人生を自分の手で探りながら、確かな手応えを感じて生きたい。誰かに支配されたり、誰かの管理下の下で生きるのはもう嫌なんだよ。だから責任も全て負うから、わたしの人生、全部自分で決めさせてよ。