砂のお城

生きるか死ぬかみたいな毎日

内定者会だった。

 

頑張って化粧して、よし行くぞ!って外に出ても、ガラスに映った自分が芋すぎて悲しくなった。みんなおしゃれで綺麗で、それに比べてわたしはデブで悲しくなった。毎回の内定者会の後にある飲み会に寮の門限のせいで参加できなくて、同期の全体ラインがあることすら知らず、今日初めて知って悲しくなった。スタートからめちゃくちゃ出遅れている。

 

部活のせいにしたくないけど、部活があったから失ってきたものがこの4年間でたくさんあったなって思った。

 

男の子に二の腕掴まれた。(わたしがひとにぶつかりそうになったのがいけないんだけど)すごく嫌だった。

 

お昼ご飯は内定者会で大皿料理をみんなで分けて食べた。1番遠い席に座ってた人が、料理を取りにくそうだったから取り分けてあげてたら、大丈夫大丈夫〜!気遣いいけど結構だよ〜!ってひとりの人から言われて悲しかった。別に媚びていたわけじゃないし、単純にわたしがいちばんお皿から近くて、その人が料理を取りにくそうだったから、取ってあげただけなのに。すごく悲しくて恥ずかしくなった。なんでもやらなきゃって思うのやめようと思った。どうせわたしがやらなくても誰かがうごくだろう。本当に本当に悲しかった。