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余計なものを持ちすぎている、
みんな忘れていくのに
わたしは今も鮮明に覚えている
忘れた瞬間なんて一瞬たりともない
手応えのない4年が過ぎようとしている
コップに入った氷が溶けて
味が薄くなったジュースみたいな時間だった
お別れ会お別れ会
あの子への気持ちも彼への期待も
全部全部土に埋めて、森へ返して
わたしも忘れちゃおう
そしたらきっと自由になれる
忘れた、全部忘れたよ
あの日話した夢の話も
誓い合った将来も
忘れた、全部忘れたよ
でもどうしてもわたし
ふたりのこと 嫌いになれないんだよね
ずっとずっと 知恵の輪を解いている気分